いちご100%/東城綾
    2005.5.22
    原版
    20cmx30cm
    (720pixls/inch)
    使用ソフト
    Photoshop7.01
     綾:

     実は私の本当の趣味はエロ小説執筆なんです。

     それも「凄い内容」の小説なんです。

     ・・・・SM小説です。

     

     小説を書くようになったのは、小学校の国語の授業で作文を誉められるようになったのが「きっかけ」でした。

     本ばかり読んでいるのですから、普通の子と比べて、大人びた文章が書けただけからかもしれません。

     でも、誉められるのは気持ちのいいことです。もっと誉められたい、というより、もっと「気持ち良く」なりたい・・・・。

     そのために私は必要以上に勉強して、背伸びして「いい作文」をいっぱい書くようになりました。

     そんな時です。

     もっといい作文を書く参考にと、いつものように父の書斎を漁っていた最中、偶然、隠してあった「SM小説」を発見してしまいました。

     いけないと思いつつ、その「いやらしい本」を急いで自分の部屋に持ち帰り、自慰に耽りながら一気に読了してしまいました。

     ところで、自慰はその時が始めてではありません。

     私が子供向けでない、普通の小説を読み始めた小学生3年生のぐらいの頃だと思います。

     そのぐらいの頃から「大人」のセックス描写があったりすると、「あそこ」が湿って来るようになったのです。

     その「おしっこ」とはちがう、「不快」な「白く濁ったヌルヌル」をティッシュで拭うため、性器の周りをティッシュで擦るんです。

     すると、電気のような、冷たいような、熱いような、訳のわからない狂った爽快感が、お尻から背筋にかけて連続して突き抜け、凄く気持ちが良かったんです。

     何度もそういうことがあって、そのうち「湿る」まえから、ショーツを下ろしすようになりました。

     そして、「あそこ」にティッシュを何枚も押し当てて、はげしく指を動かして、顔を真っ赤にして震える行為に酔いしれるようになるのは全然、すぐのことでした。

     と、同時に父の秘蔵のSM小説のような「いやらしい作文」を書くようになったのは、「きれい事の嘘っぱちばかり」書いて無理して背伸びしている反動かもしれません。

     

     自慰に耽りながら、自分がモデルの女の子が、酷い仕打ちに身悶える「いやらしい」文章を書くのです。

     無理やり拉致されて、いけない「お薬」を打たれて自我を完璧に壊されて淫乱きちがいにされたり・・・・。

     浣腸液で無理やり満たされて、妊婦のように見っとも無い姿になった末、涎と涙と愛液と、嘔吐と糞尿をあたり一面にぶちまけたり・・・・。

     「あそこ」と「お尻」にまがまがしくて凶淫な異物で極限まで拡張されてされたうえ、両方共いっぺんに腕をねじ込まれ、一生「おまんこ馬鹿」になってしまったり・・・・。

     そんな身の毛もよだつプロットを自慰行為をしながらシャープペンで紡ぎ出して絶頂します。

     そうです、処女は自慰行為で失いました・・・・。

     砂を噛むような後悔でしばらく泣き崩れましたが、その悲しみを忘れるために、かえって「より激しい」自慰に耽るようになったのです。

     「イク」と、頭が真っ白になって嫌なことが全て忘れられるような気になれるからです。

     だから、少しでも嫌なことがあると、すぐに自慰行為に逃避してしまいます。 その「後ろめたさ」が「おどおど」した自分にしてしまったのかもしれません。

     最近では、ふたつの穴に自分の腕を捻り入れたりしてしないと満たされなくなってしまいました。

     そんな「凄い」ことばかりしているので、目の下のくまが真っ黒になってしまい元に戻らないことがあります。

     それをゴマ化す、というより、万が一、そんな邪淫な本性を見透かせれてしもうのを恐れて、黒縁の伊達メガネをするようになったのかもしれません・・・・。

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